メイロン 8.4。 メイロン静注8.4% メイロン静注8.4%

医療用医薬品 : メイロン

メイロン 8.4

Contents!! 「 メイロン注(炭酸水素ナトリウム注)を生食に希釈してはいけない理由は??」 という、1件の相談があったので、調べてみました。 この質問を受けたとき、薬局薬剤師である私は、普段注射剤は取り扱っていないこともあり、質問に即答できませんでした。 ですが、何も推測を立てないのはいかがなものかと思い、混合できない理由について推測は立ててみました。 「 pHの変化で炭酸が遊離するのか??」と。 確かにメイロンは、炭酸水素ナトリウムが主成分であるがゆえにpH変化に弱い、という特徴を有しています。 では実際どうなのでしょうか?調べた結果を以下にお示しします。 メイロン注の使用目的 メイロン注の使用目的は、メニエール症候群のような、 内耳系疾患の改善や アシドーシスの是正だったりします。 適応は奥が深そうだったので、そのうち別記事で紹介します。 臨床現場で非常によく使用される、メイロン注ですが… その成分は 炭酸水素ナトリウムであり、配合によってはpHが変化し、炭酸ガスが発生するため、 いろいろな不都合が生じてしまう薬剤です。 つまり、 様々な溶液と配合変化を起こしやすく、極めて注意が必要な注射剤になります! メイロンの使用方法(希釈、投与など) メイロンの適切な希釈溶液 いい文献があったので紹介します。 大塚製薬さんが出している記事です。 その中からデータを引用します。 以下のデータは、メイロンと各輸液類を混合した場合の最終pHを示したものです。 最終pHが小さいものほど、炭酸が遊離して、体積変化による液面の低下が引き起こされます。 配合変化としては、生食、糖液など大抵のものは大丈夫との結果が得られています。 一方、KN3号やフィジオに溶解すると、以下の写真のようになってしまうみたいです。 ガスが発生することで内圧が上がり下の写真 図4 のような変化が生じてしまいます。 液面が下がる=ガスが発生しているということです。 より引用 図3のデータを見てみると、生食とメイロンの混合で、配合変化 ガスの発生 が生じるということはほとんどなさそうです。 生食が好ましくない理由は?? ここで初めに紹介した、質問に対する仮説 「 pHの変化で炭酸が遊離するのか??」 ですが…上記のデータを見てもわかるように、 メイロン 炭酸水素ナトリウム は、配合後のpHが7. 5程度までであれば、 ほとんどガスは遊離しないようです。 9 を混ぜたところで、ガスはほとんど出ない! ( 生食とメイロンを混ぜても、メイロンがもともと塩基性製剤なので、炭酸水素イオンのpKaを大きく下回るpHに至らない。 詳しくは、本記事の下を読んでください。 ) ということになります。 私の仮説 「ガスが出てしまう」は見事に外れてしまいました。 ではなぜ生食はダメなのでしょうか??? いろいろ調べたところ、 NaのmEqに注意する必要がありそうです。 5 mEqとなります。 150までだから大丈夫じゃん!と思うかもしれませんが、食事から摂る分もあります。 なので、 HPの観点から、配合変化的には問題ないようですが、 ナトリウム量からは推奨されないようですね。 目的によっては希釈をして投与しない方がいいのでは?? という意見もみつかりました。 これは、 「血液のpH是正のために投与するのに、薄めて pHを下げて どうする!」ということです。 確かに、希釈して塩基としての濃度を下げてしまうと、pH是正力は低下してしまいます。 その観点から言えば、無駄な希釈は回避すべきだと思いますね。 Science Point!! メイロンの配合変化を 科学的に分析してみましょう!! pHは7. 5までにセーブ 中性の輸液であれば、炭酸ガスの発生は問題なし! 図3のグラフを見ていただくと、pH7. 5から炭酸の遊離が始まるようですね。 それもそうです。 炭酸 H2CO3 が炭酸イオン HCO3- になるpKaは約6. メイロン注のpHが6. 4になった時、H2CO3とHCO3-は1:1になります。 H2CO3は、二酸化炭素 CO2 が水に溶けてできたものです。 CO2は比較的水に溶けやすい気体ですが、ほとんどが水に溶け込まずガスのまま存在しています。 つまり、 メイロン注のpHが6. 4になった時、約半分のCO2が発生してしまいます。 pHが7. 5であれば、H2CO3とHCO3-は1:10程度であるため、CO2の発生量はほとんどないと考えられます。 生食とメイロンを混ぜても、メイロンがもともと塩基性製剤なので、 中性のメイロンをいくら混ぜても、pHは7にしか近づきません。 つまり、これではCO2ガスは発生しないのも当然です。 メイロンを混ぜるときには、相手側のpHをしっかり確認して下さいね。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 ちょっと調べてみてみたら、製造元の大塚製薬でメイロン注の生食に対しての配合不適理由が「本製品(メイロン)はNaの濃度が高いため、Naを含む生理食塩水での希釈はお勧めしかねます。 」ってあった。 また、添付文書では「血管外に漏出すると炎症・壊死を引き起こすため、細い血管から投与する場合は緩徐に投与する事」ともあった。 この二つを考えると、非常に急を要する場合以外は、Na濃度を低くするために、Naを出来るだけ含まない輸液で希釈して投与する事って感じなのかな? 後、計算式云々でうろ覚えだったのは、血液ガス分析のためのベースエクセス 略語はBE だった。 検索すれば分かると思うけど、「血液中のpCO2(二酸化炭素分圧)が正常なpHに戻すために必要な酸、または塩基の理論量の事」だって。 難しそうだけど、意味さえ分かれば結構簡単に計算できるね。 小難しい事あるけど、結局は緩衝液中でのpH計算だし、実際医師国家試験の過去問で見たのも解けたくらいオーソドックスな概念だからね。 長文失礼しました。

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代謝性アシドーシスに対するメイロンでの補正

メイロン 8.4

慎重投与• 心停止のある患者[炭酸ガスが蓄積し、細胞内アシドーシス発現の誘因となる恐れがある]。 うっ血性心不全のある患者、重症高血圧症の患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。 腎障害のある患者[水分、ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。 末梢浮腫及び肺浮腫のある患者[浮腫が悪化する恐れがある]。 妊娠中毒症の患者[水分、ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、妊娠中毒症を悪化させる恐れがある]。 低カルシウム血症の患者[症状が悪化する恐れがある]。 低カリウム血症の患者[症状が悪化する恐れがある]。 新生児。 重要な基本的注意 心肺蘇生時には、炭酸ガスを十分排除する必要があるので、本剤の投与にあたっては、換気を十分に行う。 高齢者への投与 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。 適用上の注意• 調製時:• カルシウムイオンと沈殿を生じるので、カルシウム塩を含む製剤と配合しない。 投与前:• 寒冷期に結晶が析出することがあるが、この場合には温めて結晶を溶解して使用する。 感染に対する配慮をする 患者の皮膚や器具消毒。 開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。 投与時:• ゆっくり静脈内に投与する。 血管外へ漏れると組織炎症・組織壊死を起こすことから、針先が確実に静脈内に挿入されていることを確認して、注入を開始する。 また、できるだけ太い静脈を利用する。 血管痛が現れた場合には、注射部位を変更し、また、場合によっては投与を中止する。 取扱い上の注意• 外袋は使用直前まで開封しない 薬液のpH上昇を抑制するため、ガスバリア性のフィルムで包装している。 外袋を開封する前にインジケーターの色が「黄色」であることを確認する 紫色に変色している場合は使用しない。 ソフトバッグ製品は、原則として連結管を用いたタンデム方式による投与はできない。 包装内に水滴が認められるものや内容液が着色又は混濁しているものは使用しない。 容器の液目盛りはおよその目安として使用する。

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メイロン静注8.4%|【公式】大塚製薬工場 医療関係者向けページ Otsuka Pharmaceutical Factory, Inc.

メイロン 8.4

使用上の注意 (添付文書全文) (慎重投与) 1.心停止のある患者[炭酸ガスが蓄積し、細胞内アシドーシス発現の誘因となる恐れがある]。 2.うっ血性心不全のある患者、重症高血圧症の患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。 3.腎障害のある患者[水分、ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。 4.末梢浮腫及び肺浮腫のある患者[浮腫が悪化する恐れがある]。 5.妊娠中毒症の患者[水分、ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、妊娠中毒症を悪化させる恐れがある]。 6.低カルシウム血症の患者[症状が悪化する恐れがある]。 7.低カリウム血症の患者[症状が悪化する恐れがある]。 8.新生児。 (重要な基本的注意) 心肺蘇生時には、炭酸ガスを十分排除する必要があるので、本剤の投与にあたっては、換気を十分に行う。 (高齢者への投与) 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。 2).カルシウムイオンと沈殿を生じるので、カルシウム塩を含む製剤と配合しない。 2.投与前: 1).寒冷期に結晶が析出することがあるが、この場合には温めて結晶を溶解して使用する。 2).感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具消毒)。 3).開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。 3.投与時: 1).ゆっくり静脈内に投与する。 2).血管外へ漏れると組織炎症・組織壊死を起こすことから、針先が確実に静脈内に挿入されていることを確認して、注入を開始する。 また、できるだけ太い静脈を利用する。 3).血管痛が現れた場合には、注射部位を変更し、また、場合によっては投与を中止する。 (取扱い上の注意) 1.外袋は使用直前まで開封しない(薬液のpH上昇を抑制するため、ガスバリア性のフィルムで包装している)。 2.外袋を開封する前にインジケーターの色が「黄色」であることを確認する(紫色に変色している場合は使用しない)。 3.包装内に水滴が認められるものや内容液が着色又は混濁しているものは使用しない。 4.容器の液目盛りはおよその目安として使用する。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。

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