ギラン バレー 症候群 治療。 ギラン・バレー症候群について

ギランバレー症候群の原因・症状・治療法 [脳・神経の病気] All About

ギラン バレー 症候群 治療

ざっくり内容を見る• ギラン・バレー症候群の概要まとめ 念のため、治療の話をする前にギラン・バレー症候群の概要だけ確認しておきましょう! 定義 ギラン・バレー症候群のガイドラインでは、 発症前4週以内に先行感染を伴う両側性弛緩性運動麻痺で、 腱反射消失と比較的軽い感覚障害がみられ、 脳脊髄液の蛋白細胞解離を伴い、 経過予後はおおむね良好であることを特徴とする 急性発症の免疫介在性多発根神経炎と定義されています。 経過 先行感染から始まり、1~3週間後に四肢筋力低下が進行し 4週間以内にピークとなります。 その後、 症状は6~12ヶ月前後で軽快することが多く、自然回復することから 予後は比較的良好な病気といわれています。 臨床症状 ギラン・バレー症候群の主症状は 急性に増悪する 四肢の筋力低下です。 脳神経障害は 顔面神経麻痺、眼球運動麻痺、嚥下・構音障害などがあります。 また、 感覚障害が多く、異常感覚はしばしばみられます。 急性期には 自律神経症状を認め、症状のピーク時は 呼吸筋麻痺のため人工呼吸器が必要となります。 病態 ギラン・バレー症候群の病態は2つ、 脱髄型 AIDP と 軸索型 AMAN に分かれています。 概要はこの通りですが、それぞれについて詳しく知りたい方は以前の記事を読んでみてください。 治療 まずはギラン・バレー症候群の標準的な治療についてお話しします。 これが、ギラン・バレー症候群の 治療第一選択となっています。 血栓浄化療法(PE) 発症から7日以内に開始します。 この治療中は、 循環動態の変動や留置カテーテルの血栓形成や感染などに注意が必要です。 免疫グロブリン静注療法(IVIg) 5日間連続で点滴静注されます。 点滴静注時に血管外へ漏れてしまうと投与部位を中心に皮膚潰瘍や皮膚壊死になる可能性があります。 効果は 2週間から3ヶ月続きます。 IVIgの治療経過と副作用 ・患者の免疫機構を刺激、抑制、調節することにより免疫応答機構を調節 ・刺激作用として自己抗体の異化亢進作用 ・開始30分以内に認められる副作用は、頭痛、悪寒、戦慄、筋肉痛、胸部苦悶感、全身倦怠感、発熱、悪心など ・重篤な副作用は、ショック、アナフィラキシー様症状、肝機能障害、無菌性髄膜炎、急性腎不全、血小板減少、肺水腫、血栓塞栓症、心不全など 治療中の注意点、リハのポイント 治療は血栓浄化療法と免疫グロブリン静注療法を2つ連続で行うこともあれば、片方だけ行うこともあります。 治療の順番は血栓浄化療法を行って、免疫グロブリン静注療法を実施していることが多いです。 治療中は副作用が強く、 点滴が漏れてしまうと二次的合併症を引き起こしやすいため、治療中にリハビリを行うのは薦められません。 しかし、治療期間は2つ合わせると1~2週間程度かかりますので、仮にその間ずっとベッド安静の状態になると・・ 廃用症候群の進行を招きます。 廃用症候群の予防に必要な運動量に関しては以下の記事をご参照ください。 この治療期間中は、 治療が行われていない時間帯を狙ってリハ治療の投与を行いましょう。 私が実際に理学療法を行っていた前医では、治療の時間とは別にきちんとリハビリの時間を確保していただくように 看護師さんに協力を依頼して確実に 時間を確保していました。 この時期にもしっかりリハを投与しておけば廃用症候群の影響はなくなり、 治療終了後の回復も非常に円滑に進みますので、病棟と連携して上手くリハ治療を投与しましょう。 また、治療期間中は医師も治療のためにベッド上安静の指示を出している施設が多いこととと思われます。 主治医に治療の病態や経過(効果)を確認することは勿論、 廃用症候群のリスクと離床を含めたメリットとデメリットをディスカッションできるような療法士であることが重要であると思います。 予後 さて、ここからは皆さんが気になるであろうギラン・バレー症候群の予後または予後予測についてです。 ギラン・バレー症候群は病態や経過、年齢などでさまざまな因子により予後が変わります。 予後予測因子をまとめると以下の通り! 予後不良は 高齢、 進行速度が早い、 軸索型の場合となります。 なお、進行速度に関しては表の表現だけではわかりづらいと思いますが、進行が早い例は 「筋力低下をきたし、独歩で来院。 ギラン・バレー症候群の診断するために診察、評価などを行うが、1~2日で急に歩けなくなり、呼吸がしづらくなり、人工呼吸器装着となった。 」 というような感じです。 この場合、独歩の方が数日で呼吸器装着となっており、進行速度は早く、予後不良因子となります。 逆に、「何ヶ月前から少しずつ筋力が低下し歩きにくくなった」ような場合は進行速度としては遅いため、予後良好になります。 次に、 PEあるいはIVIgが行われたギラン・バレー症候群の予後については以下の通りです。 発症後6ヶ月で独歩不能例は18%、発症後1年での独歩不能例は16%であり、 発症後6ヶ月を超えた以降の歩行能力の改善はほとんど得られません。 つまり、このデータからは発症から 6ヶ月が歩行能力の回復の限界ということになるでしょうか。 この段階で十分に 筋力は改善しきっていない症例が多く残っているため、これ以降も筋力の改善に伴って歩行能力も回復してくる可能性があるかもしれません。 なお、注意しなければならないことは、上記のような予後予測に対する研究のほとんどは、独歩不能例を対象として検討が行われており、軽症例は除外されています。 よって、 最も症状が悪い時でも歩けるような症例はこの予後予測に当てはめて使用できないといった問題があります。 さらに、電気生理所見の解析や病型の地域差なども考慮すべき問題がたくさんあります。 現状では上述した内容がギラン・バレー症候群の予後予測因子となりますが、予後予測の研究は今後の展望に期待しましょう! 終わりに 今回は ギラン・バレー症候群の治療と予後についてのお話をしました。 ギラン・バレー症候群の治療はある程度確立したものとなっていますが、予後予測はいまだに研究段階です。 最後までお読みいただきありがとうございました。 参考資料 1)江藤, 梅野,他:ギランバレー症候群に対する治療と理学療法,PTジャーナル,47 12 ;2013:1053-1059. 2)国分,桑原:Guillain-Barre症候群の電気診断,臨床神経生理学,41 2 ;2013. 4:103-111. 3)大野,三村,他:Fisher症候群19例の臨床解析,日眼会誌,119 2 ;2015. 2:63-67. 4)野村:免疫グロブリン大量静注療法の基本とpitfall,神経治療,31 2 ;2014:183-187. 5)海田:Guillain-Barre症候群の予後因子,臨床神経学、53 11 ;2013. 11:1315-1318. 6)大野:Fisher症候群,神経眼科,31 1 ;2014:28-35. 7)東原:Guillain-Barre症候群の自律神経障害への治療,神経治療,30 1 ;2013:16-21. 8)楠:ギラン・バレー症候群,検査と技術,40 1 ;2012:6-10. 9)森:ギラン・バレー症候群,耳喉頭頸,85 6 ;2013:438-442. 10)尾花:43. ギランバレー症候群のリハビリテーション,総合リハ,40 5 ;2012:680-683. 病院で遭遇する整形疾患は勿論、女性特有の腰痛からアスリートまで、様々な腰痛治療に対応できる内容!臨床を噛み砕いてゼロから教えてくれるちょーおすすめコンテンツであり、腰痛治療が苦手なセラピストもそうでない方も必見です! 実践!ゼロから学べる足マガジン 本コンテンツでは、ベテランの足の専門セラピスト(理学療法士)6名が足に特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術を提供してくれる月額マガジンです。 病院で遭遇する足の疾患は勿論、小児からアスリートまで幅広い足の臨床、エコー知見などから足を噛み砕いてゼロから教えてくれるちょーおすすめコンテンツであり、足が苦手なセラピストもそうでない方も必見です! 実践!ゼロから学べる肩肘マガジン 本noteマガジンはCLINICIANSメンバーもみんな認めるベテランの肩肘治療のスペシャリスト(理学療法士)5名が肩肘の治療特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術として提供してくれます。 EBMが重要視される中、それに遅れを取らず臨床家が飛躍的に加速していくためにはEBMの実践が不可欠。 そんな問題を少しでも解決するためにこのチャンネルが作られました。 将来的に 大学や講習会のような講義が受けられるようになります。 なお、一般の方向けのチャンネルも作りました!こちらでは 専門家も勉強になる体のケアやパフォーマンスアップに関する動画を無料で公開していますので合わせてチャンネル登録を! 腰痛治療が苦手なセラピストは非常に多く、以前のTwitterアンケート(回答数約350名)では8割以上の方が困っている、35%はその場しのぎの治療を行っているということでしたが、本コンテンツはそんな問題を解決すべく、CLINICIANSの中でも腰痛治療が得意なセラピスト(理学療法士)4名が腰痛に特化した機能解剖・評価・治療・EBMなどを実践に生きる知識・技術を提供してくれる月額マガジンです。 病院で遭遇する整形疾患は勿論、女性特有の腰痛からアスリートまで、様々な腰痛治療に対応できる内容!臨床を噛み砕いてゼロから教えてくれるちょーおすすめコンテンツであり、腰痛治療が苦手なセラピストもそうでない方も必見です!.

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ギランバレー症候群の原因・症状・治療法 [脳・神経の病気] All About

ギラン バレー 症候群 治療

こんにちは、ファストドクターです。 ギランバレー症候群についてお伝えします。 ギランバレー症候群の特徴・症状 ギランバレー症候群の特徴 ギランバレー症候群の特徴は、左右対称性の急に四肢の筋力が下がることと腱反射が無くなることです。 10万人の人口について1人〜2人の年間の発症数であり、年齢別では発症のピークが高齢者と若年成人にあります。 ギランバレー症候群の原因 発熱や咳、頭痛、咽頭痛、下痢などの感染症状が、ギランバレー症候群が発症する1週間〜3週間前にある場合が多いため、いろいろな細菌やウイルスによる感染が原因になって発症するとされています。 軸索と言われる長い枝の箇所が神経細胞にはありますが、ギランバレー症候群の場合は障害が軸索の周囲を囲む髄鞘という箇所に現れます。 感染によってできた自己抗体が、髄鞘の障害には関係するとされています。 ギランバレー症候群の症状 下痢や感冒症状の後、割合急に四肢の筋力が下がることが1週間〜3週間して現れます。 しかし、一般的に、ピークは2週間〜4週間目でなり、進むのが止まります。 進むのが止まった後はだんだん快方してきて、3ヶ月〜6ヶ月でほとんど完治しますが、後遺症が1割〜2割の人は残ります。 運動障害に比較して、感覚障害の特徴は軽いことです。 約半分の人は、顔面の筋力が下がることもあります。 支配神経の嚥下筋や舌に障害が出て、飲み込むのが難しい、話すのが難しいなどの症状が出る場合や、障害が外眼筋支配神経に出て2つにものが見える複視が起きる場合もあります。 1割〜2割の人は、呼吸筋の麻痺が起きます。 また、自律神経が損なわれる頻脈やこれ以外の不整脈、高血圧、起立性低血圧などの症状が出る場合もあります。 症状の回復が良くないケースとしては、 ・60歳以上の年齢の人 ・先行して細菌の一種であるキャンピロバクター・ジェジュニの感染がある人 ・人工呼吸器が必要な人 ・2週間以上発症してから治療を始めるまでに経った人 などが挙げられます。 ギランバレー症候群の診断と検査 ギランバレー症候群が発症してから1週目が経過して、髄液検査を行うと蛋白量が高くなります。 この際、髄液の細胞数が髄膜炎のように多くなる場合はなく、蛋白量と細胞数が解離することが、ギランバレー症候群の特徴です。 また、神経伝導速度が遅くなることなどの異常が、末梢神経伝導検査や筋電図検査を行えば見られます。 ギランバレー症候群の治療法 ギランバレー症候群の治療法として、現在使用されているものについてご紹介しましょう。 免疫グロブリン大量静注療法は、免疫グロブリンという主な免疫反応の成分を連続で5日間点滴するものです 免疫吸着療法は、フィルターで血液中の自己抗体を取り除くものです。 血漿交換療法は、自己抗体が含まれている血漿成分を血液を分離して捨て、身体にウイルスがない血液を入れ替えて循環させるもので、人工透析と同じような体外循環の回路です。 ステロイド薬は、炎症や痛みなどを抑えるために副腎皮質ステロイドを投入するものです。 ギランバレー症候群に対する効果がこのような治療法はいずれも確立しており、免疫グロブリン大量静注療法とステロイド薬は一緒に使うと高い効果が期待できると言われています。 ギランバレー症候群は、治療が終了しても後遺症が運動機能に残る場合があるため、作業療法や運動療法などのリハビリテーションが必要になります。 ギランバレー症候群の予防 ギランバレー症候群を予防する方法は、基本的に無いと言われています。 過度のストレスや疲労を避けて、いいバランスの食事や休み、自分の免疫力をアップするような生活に注意しているとギランバレー症候群は予防できるでしょう、というように回復した人の中には言う人もいます。 ギランバレー症候群を一回でも発症した人は、誤って再度抗体が反応することがあるため、予防接種のインフルエンザなどは避けましょう。 ギランバレー症候群を予防するための基本的な食事法は、いいバランスの食事を摂ることです。 これ以外には、自分の免疫力がアップするように食生活に注意することです。 運動神経の伝達が良くないことによる疾患であるギランバレー症候群の場合は、神経伝達の回復を促す次に示すような栄養素を摂ることが必要です。 ・ビタミンB1 多くビタミンB1が含まれている食べ物としては、豆類の大豆、豚肉、そら豆、落花生、えんどう豆などです。 また、玄米、うなぎ、かつおなどにもビタミンB1は多く含まれています。 ・ビタミンB12 多くビタミンB12が含まれている食べ物としては、貝類の赤貝やシジミ、鶏や牛のレバーなどです。 ・カテキン・アントシアニン・イソフラボンのポリフェノール カテキンが多く含まれている代表的なものはお茶です。 アントシアニンが多く含まれているのは、紫色素などの全般的な食べ物です。 具体的な食べ物としては、紫芋やブルーベリーです。 イソフラボンは、多く大豆食品に含まれています。 お近くの救急医療機関をお探しの方 下記の方はすぐに救急車か救急医療機関を受診してください。 意識がない• 頭を強く打った• ろれつが回らない• 手足の動きが悪い、または動かない• 吐血している• 頭をひどく痛がっている• 我慢できないひどい痛み• けいれんをおこした、けいれんしている 夜間往診をご希望の方 下記の方は救急医療機関か夜間往診をご検討ください。 感染症の疑い• 喉の痛み、激しい咳• 今まで経験のある頭痛• 今まで経験のある痛み• めまい、嘔吐、下痢• アレルギー.

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ギラン・バレー症候群の検査と治療-予後に後遺症や再発はあるの?

ギラン バレー 症候群 治療

理学療法では日常生活の基本的な動作のリハビリテーションが行われ、作業療法ではより細かな動きが要求される動きが訓練されます。 また、話すことに加えてものを飲み込む動作に特化したリハビリテーションを言語聴覚療法と言います。 後遺症の程度も種類も一人ひとりで異なるので、その状態に合わせてリハビリテーションのメニューが考えられます。 リハビリテーションは主に医療機関で行われますが、日常生活の中でも行うことができます。 例えば、施設で箸を使う訓練がはじまったのであれば、それを自宅の食卓でも取り入れるのはリハビリテーションの1つです。 リハビリテーションのスタッフに、日常生活への組み込み方について相談してみると、より上手にリハビリテーションが行えます。 入院期間について 入院期間は病気の重さや患者さんの身体の状態によって大きく変わるので、一概には言えません。 1週間程度の入院で済むこともあれば、数ヶ月の入院が必要になることもあります。 入院期間は気になる情報ですが、お医者さんからははっきりとした期間の説明がないこともあります。 ギラン・バレー症候群は進行することがある病気のため、治療を開始後に病状が悪化することがあります。 そのため、治療を始めたばかりの時期にはお医者さんも具体的な入院期間を明言しにくい側面があります。 はっきりとした説明がないと不安になるかもしれません。 不安に思うことは遠慮なくお医者さんや看護師さんに話してみてください。 一つひとつ不安を解消していくことが精神面の安定に大切です。 医療機関の窓口で医療費の自己負担額を一度支払ったあとに、月ごとの支払いが自己負担限度額を超えた部分について、払い戻しがあります。 それを超える医療費は払い戻しの対象になります。 仮にこの人の医療費が1,000,000円かかったとします。 このうち3割が自己負担なので、窓口では300,000円払うことになります。 高額療養費制度については厚生労働省のホームページ内の「」も参考にしてください。 ギラン・バレー症候群の治療ガイドラインについて ギラン・バレー症候群の ガイドラインとしては神経内科学会によって作成された「」があります。 ガイドラインが作られる目的は、治療の成績や安全性の向上です。 過去の治療結果などを根拠に、最適だと考えられる検査や治療の方法が示されているので、ガイドラインを踏まえて検査や治療を計画することで、より成功率が高い治療方法を選ぶことができます。 一方で、ガイドライン通りに治療することが最適だとは限りません。 医療は日進月歩で次々と有効な治療がみつかります。 進歩についていくために、ガイドラインも数年に1回は改訂が行なわれてはいます。 しかし、ガイドラインの改訂前に新しい治療が浸透することもあれば、不明だった治療の効果が明らかになって治療法が変わることもあります。 また、ガイドラインは患者さんの一人ひとりの身体の違いを鑑みて作られているわけではありません。 一人ひとりに最適な治療を行えるように、最新の知見や患者さんの状態を加味して、アレンジして使うことでガイドラインはよりその力を発揮することができます。

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