ボクシング 節穴。 君の膵臓をたべたい

どう見ても山中慎介は判定負けだと思うのですが。

ボクシング 節穴

21 お前の目は節穴か 君は速かった。 パンチも出入りも速かった。 まっとうなボクサーも君の前では鈍重な家畜同然だった。 タイトル奪取はプエリトルコ、サンファン。 野天のリングで、王者ラファエル・リモンの動きだけがスローモーションで流れていた。 君は王者を翻弄し、その豹柄のトランクスは青空に映えていた。 立っている世界がはなから違っていた。 ついでに、リチャード・スティールも若かった。 新しいスターの誕生に業界も沸き立ったが、このあと、君がみるみる失速して色褪せてゆくことを誰が予測しただろう。 ヘクター・マッチョ・カマチョのアナウンスが白々しく聞こえるようになった。 打たれないボクシングに徹して、大負けすることなく、選手寿命は永らえたが、誰と拳を交えたかというだけで、記憶に残る試合はついになかった。 なぜリングに上がるんだろうと、そのキャリアの後半から、君を見るたび、ぼんやり思うようになった。 どこかで臆病風が吹きはじめて、以後、ぬかりないボクシングスタイルの確立に励んだのか。 日々増大するマス・メディアの思わくを上手に利用することに腐心してきたのか。 マッチョ思想なるものをわたしが曲解しているだけなのか。 色褪せたなんて思うのはわたしだけで、ずっと君は輝きつづけていたのか。 もう一度言う。 君は速かった。 パンチも出入りも速かった。 そして落日も早かった。 残照ばかりが長く霞んでいる。 誰か、カマチョのファン、ボクシング狂の人、誰でもいい。 怒鳴ってくれ。 お前の目は節穴か、お前はいったいどこをどう見てきたんだ、これを見ろ、あれを見ろ、こんなにカマチョは素晴らしいじゃないか。 初めて君を目にしたとき、ローラースケートを履いてリングにあがっているんじゃないか、思わず君のあしもとを確認したよ。

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疑わしきは罰せず/ルイス・ネリーVSファン・カルロス・パヤノ

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エフェ・アジャバ(ナイジェリア)VSラズバン・コジャヌ(ルーマニア) (出典:WOWOW) ヘビー級10回戦(2020年3月7日) アジャバは、12戦全勝10KO、25歳。 WBC16位。 198cm。 リオ五輪出場のオリンピアン。 昨年12月に イアゴ・キラッツィーとダウンの応酬の末、5RTKO勝ちしています。 202cm。 元WBOアジアパシフィックヘビー級チャンピオンです。 巨漢のコジャヌは下がりながら、しっかりガードを固めています。 アジャバの左ボディブローが、コジャヌの右わき腹をとらえました。 アジャバは初回からもっとガンガン行くのかと思いましたが、意外に慎重です。 2R)アジャバは右のタイミングを計っている? この回は、コジャヌが左右のパンチを放って前に出ます。 アジャバは下がりながら、左ジャブを突いて、右のタイミングを計っているようです。 そして、またじわじわとアジャバがジャブをついて前に出ます。 そして、軽くワンツーを放ちます。 終盤、またコジャヌが前に出て、左右のフックを放ちます。 アジャバはまだ様子見ですね。 3R)アジャバに少しエンジンがかかってきた アジャバに、ようやくエンジンがかかってきたようです。 少し力を込めて、上下にパンチを打ち込みます。 右ストレートのタイミングもあってきた感じです。 ヘビー級では珍しく、アジャバはボディへのパンチが多いですね。 アジャバのパンチはそれほどスピードがあるように見えなせんが、左ジャブは的確にコジャヌの顎にヒットしています。 しかし、コジャヌも負けじと応戦してきます。 4R)お互い手数が少ない アジャバの右が増えてきました。 しかし、まだお互いに手数が少ないですね。 コジャヌは巨漢を生かして、プレッシャーをかけ、前に出ますが、クリーンヒットはほとんどありません。 5R)今日のアジャバは慎重なボクシング 前に出るコジャヌに対して、アジャバはコンパクトなワンツーを返します。 それにしても今日のアジャバは慎重ですね。 それでも、ボディブローは結構、効果的にヒットしています。 6R)アジャバの手数が増えてきた ガードを上げて前に出るコジャヌに、アジャバのボディブローがヒット。 そしてようやくアジャバのコンビネーションが、コジャヌの顔面をとらえます。 ラウンド中盤から、アジャバの手数が増えますが、コジャヌも負けじと応戦します。 しかし、パンチの的確性では、やはりアジャバが上ですね。 解説の浜田さんが「コジャヌ、ボディ嫌がっていますね」。 7R)コジャヌが失速? この回は、コジャヌのいいパンチがヒットしています。 アジャバはコジャヌのガードの堅さに手を焼き、やや攻めあぐねている感じがします。 それでも何とか、ショートのパンチをコツンコツンと当てています。 何となく、コジャヌの動きに、精彩を欠いてきたような気がします。 ラウンド終盤、体力に任せて攻め込みますが、クリーンヒットほとんどありません。 8R)ついにコジャヌが膝をついてダウン そろそろ決めてほしいですね。 しかし、アジャバは左ジャブを突いて、右ストレートを放ちますが、強引にはいきません。 残り、1分弱、 アジャバのオーバーハンドの右がコジャヌの顎をとらえ、さらに左右のフックを放つと、コジャヌが膝をついてダウン。 疲労困憊といった感じですね。 カウント8で立ってきましたが、パンチのダメージより、もスタミナ切れという感じがしますね。 アジャバの右ストレートでコジャヌが大きくのけぞり、さらに連打を畳みかけますが、レフリーは止めません。 9R)やっとストップ まだ、やりますか。 アジャバが左右の連打を畳みかけますが、コジャヌはしぶとく応戦していきます。 アジャバのパンチはことごとくヒットしているように見えますが、コジャヌは予想以上にタフですね。 しかし、残り20秒弱のところで、 アジャバの右がヒットすると、コジャヌが崩れ落ちるようにダウンし、レフリーがすぐに試合をストップしました。 「わしボク」の節穴の「目」 もっと早くストップすべき 8ラウンドのダウンで、試合をストップしても良かったと思います。 少なくともセコンドは、無駄な9ラウンドの前にギブアップすべきでしたね。 別人のようなアジャバ イアゴ・キラッツィー 戦のスリリングなボクシングとは打って変わって、じわじわとダメージを与えていく、慎重な試合運びでした。 コジャヌのガードが予想以上に堅かったのも要因の一つでしょうね。 中盤は完全に攻めあぐねていました。 このまま判定決着かと思われましたが、コジャヌの反応が緩慢になったチャンスを逃さず、しっかり倒して試合を終わらせたのはさすがです。 198cmと恵まれた体格は、魅力的ですが、もう少しパンチにシャープさがほしいですね。

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第8回詩のボクシング全国大会ジャッジしました: ジオットに恋して

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イチローもアリもパッキャオも「タイムリミット」に間に合った天才なのかもしれません。 しかし、一方で彼らほどの才能の火が〝時間切れ〟で吹き消されることは無かったようにも思えてきます。 アリのリストン戦は、美しすぎる圧勝でした。 再戦でもリストン有利だったという構図は「ホリフィールドvsタイソン」にも似ていました。 メディアもファンも「勝ち方が派手な選手は無条件に過大評価される」という間違いを何度も繰り返す愚か者であることを思い知らされました。 何かに取り憑かれたかのような軽妙なトラッシュトーク。 果てはアメリカ合衆国を敵に回して勝利するという、もはやアスリートを超越した離れ業まで見せたアリでしたが、その偉大さの本質に世界が気づくには10年以上の歳月を要しました。 イチローの規格外の〝デビュー〟をフロックと見る専門家も多く存在しましたが、実力の3分、5分増しでタマタマ好成績を残すのがフロックです。 あの年、20歳のイチローは3割8分5厘を残しました。 フロックだとしてもベースの実力が頭抜けていることを一部のファンはとっくに気付いていました。 そして、当時は今以上に首位打者に付き物だった「打率減を恐れた調整欠場」を1試合もせずに全130試合を駆け抜けたイチローが本物であること、記者から「プロ1年目、後半戦のスタミナは大丈夫?」と聞かれると「今、シーズン130試合って知ったわけじゃないですよ。 130試合出場するための準備をしないプロ野球選手はいません」と睨み返した若者が打ち方だけの異端者でないことは、それこそ火を見るよりも明らかでした。 パッキャオがデラホーヤを切り崩した、あのラスベガスの夜からボクシングの常識は変わりました。 「パッキャオがいなかったら階級飛ばしなんて考えられなかった」(長谷川穂積)。 もうすでに「一発殿堂確実」と高い評価を得ていたパッキャオでしたが、米国では認められない軽量級という十字架を打ち砕き、本当のスーパースターの座を掴んだのはデラホーヤ戦でした。 現在まで、フライ級はおろか、フェザー級からでもウェルター級を制したボクサーは存在しません。 フライ級からウェルター級。 これは、ボブ・フィッツモンズやロイ・ジョーンズJr. がやってのけたミドル級からヘビー級よりも、はるかに難易度が高く、革命的な偉業です。 イチローの出現のあと、MLBに新たな選手カテゴリー「Two Way(二刀流)」を設けさせた大谷翔平という異端がどこまで突き抜けるのかを目撃する幸運に浴しています。 ボクシングでも井上尚弥と村田諒太という、日本人という色眼鏡を通してみると「異端」が戦い続けていますが、厳しい言い方になりますが彼らは色眼鏡を外せば「異端」とは到底言えません。 「異端」への挑戦すらしていない、のかもしれません。 そもそも「異端」なんて目にすることはまずできません。 「異端」はどこにでもいるでしょうが、私たちの目に触れる前に、そのほとんど全てが種火にすらならない段階で朽ち果てています。 ボクシングのリング上で、日本人の「異端」を目撃する僥倖に、私たちはいつの日か巡り逢うことが出来るのでしょうか?• コメント数:• by フシ穴の眼 ベスト8に進出したのは、この8人。 「史上最高のアイスホッケー選手」ウェイン・グレツキーvs「野球の神様」ベーブ・ルース。 「ナイキエアで翔んだ」マイケル・ジョーダンvs「Patriots Dynasty"(ペイトリオッツ王朝)」の名手トム・ブレイディ。 「The Greatest」モハメド・アリvs「水中最速」マイケル・フェルプス。 そして準決勝、ベスト4は…日本人の感覚からは掛け離れた大番狂わせが、二つも起きました。 コメント数:• カテゴリ:• by フシ穴の眼.

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