ヨルシカ 夜行 歌詞。 ヨルシカ 夜行 歌詞

夜行 歌詞「ヨルシカ」ふりがな付|歌詞検索サイト【UtaTen】

ヨルシカ 夜行 歌詞

突如消える少女 少女が突如消えたのに主人公が微動だにもしなかったのは、 はじめから居ない存在だったから。 さらに言うと、1:25からの映像では、二人で並列して歩いている最中、主人公が立ち止まっても君は止まらずに進んでいく。 これは 主人公を置いて逝ったことの暗示なのではないかと。 追憶とは「過ぎ去ったことに思いをはせること」という意味があります。 簡単に言うと 「過去を思い出して懐かしく思うこと」といったところですね。 夜行は大人になること、忘れてしまうこと、死へ向かうことを夜に例えて書いた詩です。 サビの晴る 春 に掛かるのが春の花の一輪草、花言葉は追憶で、この歌は春に咲く花を思い返す夏の歌でもあります。 人生の夜を行こうとする誰かに贈ります。 歌詞 ねぇ、このまま夜が来たら、 僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。 僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、 空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、 涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね ねぇ、いつか大人になったら、 僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。 僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど 思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ さらさら、さらさら、さらさら、さらさら 花風揺られや、一輪草 言葉は何にもいらないから 君立つ夏原、髪は靡くまま、 泣くや雨催い夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね そっか、大人になったんだね はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、 涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね 作詞作曲:n-buna 細かく歌詞を見ていきながら解説していきます。 1番 ねぇ、このまま夜が来たら、 僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。 僕は何処でもいいかな まずこちらは、少年主人公視点。 僕はどうなるんだろうね ではなく 僕 ら どうなるんだろうね という歌詞であることから 今なお亡くなった君を感じ続けている という情景が読み取れる。 一人になった今でも、無意識に語りかけてしまうのです。 まるで君が近くにいるかのように。 君はまだわからないだろうけど、 空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ そしてこちらは少女視点。 もっと具体的に言うと 少女が空から君を見守っている といったところでしょう。 少年は少女の存在を感じて、語りかけていましたが、本当に側で見守っていたのです。 少女は空から「君 少年 」を眺め、 「空も言葉で出来てるんだ」と語りかけている。 これは「空からも言葉を発することができているんだよ 見守ることができているんだよ 」といったニュアンスでしょう。 序盤ながら、肉体的に離れても、心が繋がっている二人に感動しちゃいます… サビ1 はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから サビの前半と後半でも視点が違うと筆者は解説しています。 まず前半は少女視点。 「他には何にもいらないから」 という言葉は、亡くなった自分を今も引きずってくれている君に対して 「前を向いて良いんだよ」の意を込めて放っているのではないでしょうか。 なぜそう言えるかというと、 君に「一輪草」を貰っているから。 一輪草は「追憶」を意味する。 つまり、ずっと忘れないでいてくれると信じているから、ポジティブに君の背中を押すことができている。 波立つ夏原、 涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね サビ後半は、少年視点。 日暮れに際して 「夕、夕、夕」とあるが、本当は 「憂、憂、憂」という主人公の心情が隠れているのではないかと考えています。 また 「往く」とは目的地へ向かうことを意味しますが、一般的に多用される「行く」とは違って 「元の場所へ戻ることを前提として、目的地へ向かう」というニュアンスを含みます。 つまりこれは毎年夏が来ることを意味している。 更に言うと、この 「夏が往く」は 「君が逝く」とも掛けられていると解釈することができる。 夏には「お盆」があり、 お盆には亡くなった人たちが浄土から地上に戻ってくると言われています。 毎年帰ってきては逝ってしまう「君」を、夏と掛け合わせているのではないでしょうか。 言葉1つ1つが深い、、、 2番 ねぇ、いつか大人になったら、 僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。 僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど 思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ ここからの歌詞がまた面白い。 今まで切り替わってきた「視点」ですが、これ以降は 両者視点で語り合っているように感じる。 そう解釈すると、二人の心情がより心に浸透してくるのです。 まず 何かしたいことはあるのかい。 僕はそれが見たいかな という前半の歌詞は、少年視点で言うと 「君と同じ景色を見たかった」 という悲しみをくみ取ることができ、 少女視点で言うと 「君の将来を見守っているよ」 という思いやりのメッセージを読み取ることができる。 そして 君は忘れてしまうだろうけど 思い出だけが本当なんだ という歌詞も少年視点だと 「過去に縋りつく様子」、少女視点だと 「文字通り『思い出だけ』である現実」を感じ取ることができる。 どちらもお互いを想う故に滲み出る感情。 それを理解して楽曲を聴くとより切なく感じる。 <サビ2はサビ1と類似していると解釈したため、割愛します> ラストサビ そっか、大人になったんだね はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、 涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね いよいよラストサビ、• そっか、大人になったんだね• ずっと向こうへ往くんだね の二文がこの上なく切さを増幅させる。 こちらも 両者視点の意味が込められているのではないかと解釈しています。 少年目線に立って言うと、確実に過ぎていく時間を感じて 「そっか、大人になったんだね」と寂しさを込めたセリフとして感じ取れる。 少女目線だと 「そっか、大人になったんだね」には、君が自分のことを忘れていくこと、過去にしていくことに寂しさを感じて放ったセリフのように感じることができる。 MV終盤で少年は握っていた一輪草を散らすのですが、これは 君を忘れて前に進んでいることを示しているのでしょう。 しかし晴れた心になんてなれるはずはない。 主人公は夜を突き進んでいるような気分になっているに違いない。 だから楽曲タイトルは「夜行」と名付けられているのではないでしょうか。 暗闇の中を進もうとする主人公を表すには、まさにうってつけの言葉なのです。 感想 過去に蓋を閉じて前を向いていく。 立派なことなのに、なぜか切なりました。 これはきっと歌詞の中に二人の想い合いが凝縮されていたからに違いないと思っています、、、 あくまでも自己解釈ですがナブナさんの 「大人になること、忘れてしまうこと、死へ向かうことを夜に例えて書いた」という解説も腑に落ちたような気がします。 新章そうそう物語が深すぎました、、、ヨルシカ楽曲はサブスクが解禁されているので、配信日からApple Musicでリピートしていた私でしたが、やはりMVが絡み合ってくるとさらに深みが出るなと改めて。

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ヨルシカ ノーチラス

ヨルシカ 夜行 歌詞

ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。 僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。 僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ さらさら、さらさら、さらさら、さらさら 花風揺られや、一輪草 言葉は何にもいらないから 君立つ夏原、髪は靡くまま、泣くや雨催い夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね そっか、大人になったんだね はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね 目次• 歌詞考察の前に 今回は人気アーティストである ヨルシカの楽曲 『夜行』を考察していきたいと思います。 これまで注目を集めてきたエルマとエイミーという2人の物語が完結し、今作は新章を告げるナンバーとなっています。 今作についてヨルシカ公式垢にてツイッター上で次のような説明がされていました。 夜行は大人になること、忘れてしまうこと、死へ向かうことを夜に例えて書いた詩です。 サビの晴る 春 に掛かるのが春の花の一輪草、花言葉は追憶で、この歌は春に咲く花を思い返す夏の歌でもあります。 人生の夜を行こうとする誰かに贈ります。 コメントからもわかるように今作のコンセプトは3つあります。 ・大人になること ・忘れること ・死に向かっていくこと 人生の中ですべての人が体験することであり考え深い題材です。 続く楽曲やMV紹介と共に考察をはじめていきたいと思います。 『夜行』MVは2020年3月4日にネット上で公開、またリリースされています。 動画再生回数は 公開から数時間で30万を超える人気ナンバーとなっています。 MVでは主人公の男性の回想が描かれていました。 仲の良かった女性との幼少期から大人になるまでを描いた物語は感動的でした。 3月に公開されたナンバーということで 「春」を連想しますが、コメントにもあったように 「夏」の歌でもあるということを念頭におきたいと思います。 それはMVの 花火でも表現されていましたね。 夏の風物詩である花火でしたが、その形は 春の花のようでした。 主人公が夏の季節に春を思う心情が美しく描写されていました。 曲調にも注目してみたいと思います。 転調に合わせて奏でられるハーモニクスが身震いするほど美しく感じました。 ハーモニクスって?「トゥーン」ていう高い音あったでしょアレです(雑) イントロのアコギリフもシンプルでありながら回想に相応しいしっとりとした雰囲気が出ていましたね。 サビでは力強いバンドサウンドのギャップがたまりませんでした。 想い出が一気に押し寄せ感情がピークに達する様子が表現されていたように感じました。 それではさっそく気になるタイトルや歌詞の考察をはじめていきましょう。 タイトル『夜行』とは すでに前述で説明されていましたが「夜行」には3つのコンセプトがありました。 「大人になること、忘れてしまうこと、死へ向かうこと」です。 人生を夜に例え、長い夜の間に上記の3つを人は経験するという楽曲だと理解できます。 また主人公が現在という「夏」の間に「春」という過去を回想していることも歌詞やMVから把握できます。 続く部分では歌詞全体に注目して主人公の背景や心情を細かく探っていきます。 『夜行』歌詞の意味 過ぎ行く時間と願いの空 ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。 僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ 今回は 一人の男性を主人公として考察を進めていきたいと思います。 歌詞冒頭では彼の幼少期の回想が綴られています。 「僕ら」とはMVの 男女を指しているのでしょう。 彼らの年齢を考慮して 「ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね」を理解するなら 「このまま大人になったら」と解釈するのが適切なように思えます。 続く 「列車にでも乗って行くかい。 僕は何処でもいいかな」という部分は2人の何気ない会話として片付けることもできます。 しかし筆者は夜に関連して 「夜汽車(夜行列車)」をイメージしました。 大切な人とあてもない旅へ出かけたいという気持ちを表現していたと考えられます。 主人公が 「僕は何処でもいいかな」という台詞は 2人なら行き先はどこでも構わないという意味にも解釈できます。 幼少期ですから恋愛感情というよりは 一緒にいて楽しいからというのが動機として相応しいかもしれません。 続く 「君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ」とはどういう意味でしょうか。 僕である主人公は一緒にいた女性に 「空も言葉で出来てるんだ」という詩的な台詞を述べています。 よく人が 空に願ったり歌ったりという描写がありますね。 ですから彼はそれを念頭においてそのように述べたと考えられます。 それを聞いた彼女は 「そっか、隣町なら着いて行くよ」と言葉を返しています。 彼女の心情は彼が前述で述べた「汽車に乗ってどこまでも」という願いを叶えるのは無理だが 「隣町の距離」であれば付き合うことはできるというものだったと解釈できます。 MVの身長と落ち着いた振る舞いから彼女の方が理性的であり現実味を持った考え方をしていると理解できます。 男性の方はどこか好奇心旺盛でロマンチストなところが見受けられます。 離れない歌と追憶を はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 古文の表現で綴られるこの歌詞では大人になった主人公にとって大切なものが2つあることを綴っています。 1つは 「君が詠む歌」です。 文字通り 彼女が歌っていた歌、あるいは彼女の言葉として解釈できます。 もう1つは 「一輪草」です。 イチリンソウの花言葉の中に 「追憶」があります。 前述でも述べた 回想とも言えますが 遠い過去を遡ることを意味しています。 ですから主人公にとって大切なものはすべて 「君」に関するものであり 君との想い出であると理解できます。 彼の人生という夜の大部分を彼女が占めているのです。 「はらはら」や「はらり」とは 「軽いものが落ちてくるときの擬音」と考えられます。 主人公の脳裏に春の桜の花びらの如く君に関する想い出が舞い降りてくる様子を表現しているのだと解釈しました。 過ぎ去る季節、感じて 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね この部分は百人一首にある「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」に似た響きを感じました。 上記の歌は小川の夕暮れの涼しさに夏を忘れるのと同時に、みそぎの行事で夏であることを再認識するという内容です。 歌詞では意味は違えど 「夏の原っぱ」が夏を印象付けると同時に、鳴き止まぬ 日暮(ヒグラシと解釈)と深く染まる 夕暮れが秋の始まりを感じさせていました。 主人公は季節の移り変わりを見て 時間が経過していくこと、 自分の意に反して物事は前へと押し出されていくように進んでいくことを実感していたのでしょう。 成長と忘却 ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。 僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ ここでも主人公と女性の幼少期の回想が綴られています。 「どう成るんだろうね」とは 自分たちの成長について述べています。 彼は 彼女の夢とそれが実現するのを見たいと願っているようです。 続く部分では彼が 「君は忘れてしまう」という意味深な言葉を口にしています。 人は忘れる生き物であることを強調しているような台詞に思えます。 それでも彼は 「思い出」が証拠となり2人の結果として残り続けると前向きな意見も述べています。 彼女は 「道の先なら着いて行くよ」と述べ、彼と永遠に寄り添うことはできないが ある程度の人生を共に進むことに同意しているようです。 残されたものは想う 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね 「僕はここに残るんだね」とは大人になってから彼が実感している事です。 MVでは 手を繋いだ彼女が消えてしまう描写がありました。 これは彼女が 何かしらの理由で亡くなってしまったことを描写しているのではないかと考えました。 残された彼はMV前半に咲いていた一輪の花のように寂しさで揺れていたことでしょう。 彼が述べる 「ずっと向こうへ往くんだね」とは 亡くなった彼女と想い出を指すと思われます。 「往く」とは「遠方へゆく」という意味合いを持った言葉です。 ですから 彼女が自分から遠くへ離れていってしまったと解釈することができます。 それからというもの彼は 「夜」を恐れたかもしれません。 文字通りの夜ではなく比喩的な意味での夜です。 歳をとって大人になっていくこと、君を忘れてしまうこと、そして自身も死を迎えることを。 彼はそれに必死に抗うようにして夏の終わりに啼き君への想い出を心の中で何度も巡らせたに違いありません。。 まとめ いかがだったでしょうか。 人生における避けては通れない出来事をリアルに綴った歌詞だったと思います。 MVの主人公は比較的若いうちにさまざまなことを経験し黙想していました。 時間と命の「儚さ」と「尊さ」を同時に感じたに違いありません。 大切な人を失ってからの人生はとても長く感じられます。 特に長年連れ添った人を亡くした場合には言葉にならない不安や孤独を感じるものです。 中にはその長い夜に耐え切れず後を追いたくなる人もいます。 忘れるのも忘れられるのも辛いことですし、死別を経験することは悲嘆の極みです。 それでも今作は成長や記憶に留めること、また命に関して熟考する大切さも含んでいるように感じました。 普段なんとなく過ぎて行く時間について考える時間を取ることは重要なんだと筆者は思いました。 ヨルシカの今後の活動と次回作に期待し注目していきたいと思います。 情緒溢れる素敵な作品をありがとうございました。

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【ヨルシカ/夜行】歌詞の意味を考察

ヨルシカ 夜行 歌詞

ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。 僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。 僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ さらさら、さらさら、さらさら、さらさら 花風揺られや、一輪草 言葉は何にもいらないから 君立つ夏原、髪は靡くまま、泣くや雨催い夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね そっか、大人になったんだね はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね 目次• 歌詞考察の前に 今回は人気アーティストである ヨルシカの楽曲 『夜行』を考察していきたいと思います。 これまで注目を集めてきたエルマとエイミーという2人の物語が完結し、今作は新章を告げるナンバーとなっています。 今作についてヨルシカ公式垢にてツイッター上で次のような説明がされていました。 夜行は大人になること、忘れてしまうこと、死へ向かうことを夜に例えて書いた詩です。 サビの晴る 春 に掛かるのが春の花の一輪草、花言葉は追憶で、この歌は春に咲く花を思い返す夏の歌でもあります。 人生の夜を行こうとする誰かに贈ります。 コメントからもわかるように今作のコンセプトは3つあります。 ・大人になること ・忘れること ・死に向かっていくこと 人生の中ですべての人が体験することであり考え深い題材です。 続く楽曲やMV紹介と共に考察をはじめていきたいと思います。 『夜行』MVは2020年3月4日にネット上で公開、またリリースされています。 動画再生回数は 公開から数時間で30万を超える人気ナンバーとなっています。 MVでは主人公の男性の回想が描かれていました。 仲の良かった女性との幼少期から大人になるまでを描いた物語は感動的でした。 3月に公開されたナンバーということで 「春」を連想しますが、コメントにもあったように 「夏」の歌でもあるということを念頭におきたいと思います。 それはMVの 花火でも表現されていましたね。 夏の風物詩である花火でしたが、その形は 春の花のようでした。 主人公が夏の季節に春を思う心情が美しく描写されていました。 曲調にも注目してみたいと思います。 転調に合わせて奏でられるハーモニクスが身震いするほど美しく感じました。 ハーモニクスって?「トゥーン」ていう高い音あったでしょアレです(雑) イントロのアコギリフもシンプルでありながら回想に相応しいしっとりとした雰囲気が出ていましたね。 サビでは力強いバンドサウンドのギャップがたまりませんでした。 想い出が一気に押し寄せ感情がピークに達する様子が表現されていたように感じました。 それではさっそく気になるタイトルや歌詞の考察をはじめていきましょう。 タイトル『夜行』とは すでに前述で説明されていましたが「夜行」には3つのコンセプトがありました。 「大人になること、忘れてしまうこと、死へ向かうこと」です。 人生を夜に例え、長い夜の間に上記の3つを人は経験するという楽曲だと理解できます。 また主人公が現在という「夏」の間に「春」という過去を回想していることも歌詞やMVから把握できます。 続く部分では歌詞全体に注目して主人公の背景や心情を細かく探っていきます。 『夜行』歌詞の意味 過ぎ行く時間と願いの空 ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。 僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ 今回は 一人の男性を主人公として考察を進めていきたいと思います。 歌詞冒頭では彼の幼少期の回想が綴られています。 「僕ら」とはMVの 男女を指しているのでしょう。 彼らの年齢を考慮して 「ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね」を理解するなら 「このまま大人になったら」と解釈するのが適切なように思えます。 続く 「列車にでも乗って行くかい。 僕は何処でもいいかな」という部分は2人の何気ない会話として片付けることもできます。 しかし筆者は夜に関連して 「夜汽車(夜行列車)」をイメージしました。 大切な人とあてもない旅へ出かけたいという気持ちを表現していたと考えられます。 主人公が 「僕は何処でもいいかな」という台詞は 2人なら行き先はどこでも構わないという意味にも解釈できます。 幼少期ですから恋愛感情というよりは 一緒にいて楽しいからというのが動機として相応しいかもしれません。 続く 「君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ」とはどういう意味でしょうか。 僕である主人公は一緒にいた女性に 「空も言葉で出来てるんだ」という詩的な台詞を述べています。 よく人が 空に願ったり歌ったりという描写がありますね。 ですから彼はそれを念頭においてそのように述べたと考えられます。 それを聞いた彼女は 「そっか、隣町なら着いて行くよ」と言葉を返しています。 彼女の心情は彼が前述で述べた「汽車に乗ってどこまでも」という願いを叶えるのは無理だが 「隣町の距離」であれば付き合うことはできるというものだったと解釈できます。 MVの身長と落ち着いた振る舞いから彼女の方が理性的であり現実味を持った考え方をしていると理解できます。 男性の方はどこか好奇心旺盛でロマンチストなところが見受けられます。 離れない歌と追憶を はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 古文の表現で綴られるこの歌詞では大人になった主人公にとって大切なものが2つあることを綴っています。 1つは 「君が詠む歌」です。 文字通り 彼女が歌っていた歌、あるいは彼女の言葉として解釈できます。 もう1つは 「一輪草」です。 イチリンソウの花言葉の中に 「追憶」があります。 前述でも述べた 回想とも言えますが 遠い過去を遡ることを意味しています。 ですから主人公にとって大切なものはすべて 「君」に関するものであり 君との想い出であると理解できます。 彼の人生という夜の大部分を彼女が占めているのです。 「はらはら」や「はらり」とは 「軽いものが落ちてくるときの擬音」と考えられます。 主人公の脳裏に春の桜の花びらの如く君に関する想い出が舞い降りてくる様子を表現しているのだと解釈しました。 過ぎ去る季節、感じて 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね この部分は百人一首にある「風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」に似た響きを感じました。 上記の歌は小川の夕暮れの涼しさに夏を忘れるのと同時に、みそぎの行事で夏であることを再認識するという内容です。 歌詞では意味は違えど 「夏の原っぱ」が夏を印象付けると同時に、鳴き止まぬ 日暮(ヒグラシと解釈)と深く染まる 夕暮れが秋の始まりを感じさせていました。 主人公は季節の移り変わりを見て 時間が経過していくこと、 自分の意に反して物事は前へと押し出されていくように進んでいくことを実感していたのでしょう。 成長と忘却 ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。 僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ ここでも主人公と女性の幼少期の回想が綴られています。 「どう成るんだろうね」とは 自分たちの成長について述べています。 彼は 彼女の夢とそれが実現するのを見たいと願っているようです。 続く部分では彼が 「君は忘れてしまう」という意味深な言葉を口にしています。 人は忘れる生き物であることを強調しているような台詞に思えます。 それでも彼は 「思い出」が証拠となり2人の結果として残り続けると前向きな意見も述べています。 彼女は 「道の先なら着いて行くよ」と述べ、彼と永遠に寄り添うことはできないが ある程度の人生を共に進むことに同意しているようです。 残されたものは想う 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね 「僕はここに残るんだね」とは大人になってから彼が実感している事です。 MVでは 手を繋いだ彼女が消えてしまう描写がありました。 これは彼女が 何かしらの理由で亡くなってしまったことを描写しているのではないかと考えました。 残された彼はMV前半に咲いていた一輪の花のように寂しさで揺れていたことでしょう。 彼が述べる 「ずっと向こうへ往くんだね」とは 亡くなった彼女と想い出を指すと思われます。 「往く」とは「遠方へゆく」という意味合いを持った言葉です。 ですから 彼女が自分から遠くへ離れていってしまったと解釈することができます。 それからというもの彼は 「夜」を恐れたかもしれません。 文字通りの夜ではなく比喩的な意味での夜です。 歳をとって大人になっていくこと、君を忘れてしまうこと、そして自身も死を迎えることを。 彼はそれに必死に抗うようにして夏の終わりに啼き君への想い出を心の中で何度も巡らせたに違いありません。。 まとめ いかがだったでしょうか。 人生における避けては通れない出来事をリアルに綴った歌詞だったと思います。 MVの主人公は比較的若いうちにさまざまなことを経験し黙想していました。 時間と命の「儚さ」と「尊さ」を同時に感じたに違いありません。 大切な人を失ってからの人生はとても長く感じられます。 特に長年連れ添った人を亡くした場合には言葉にならない不安や孤独を感じるものです。 中にはその長い夜に耐え切れず後を追いたくなる人もいます。 忘れるのも忘れられるのも辛いことですし、死別を経験することは悲嘆の極みです。 それでも今作は成長や記憶に留めること、また命に関して熟考する大切さも含んでいるように感じました。 普段なんとなく過ぎて行く時間について考える時間を取ることは重要なんだと筆者は思いました。 ヨルシカの今後の活動と次回作に期待し注目していきたいと思います。 情緒溢れる素敵な作品をありがとうございました。

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